リソグラフ印刷で制作したホルトのアートZINE
HowltではHowlt Coffee(ホルトコーヒー)がホットドッグのメニューを出すとしたらというコンセプトの元に様々な架空のホットドッグを一冊の本にまとめたZINEをリソグラフ印刷にて制作。リソグラフ印刷はスクリーンプリントの一種でシルクスクリーンのようにアートな雰囲気を出しやすく、小ロットで制作可能な上、価格も手頃なためアーティストにとても人気がある。今回はブラック、イエロー、アクア、ピンク、レッド、グリーンの計6色6版を使用、ホルトのカラーを忠実に再現するために、でスタイリッシュなステーショナリーを多数手がけるロンドンのデザインスタジオBefore Breakfastと共同で制作した。
17種類のファンタジーなホットドッグを収めたユニークなZine
クラシックなホットドッグから今や空前のブームとなった「ルイヴィトン×シュプリーム」バッグを連想させる超プレミアホットドッグ、ホットドッグの乗り物やホットドッグでできたアイランドなど、現実離れしたファンタジーな17種類のホットドッグを掲載するとてもユニークなZineに仕上がっている。
色を重ね、独特な表現が魅了のリソグラフ印刷
リソグラフ印刷は1色もしくは2色ずつ印刷するため重ねる色の順番で色の風合いも変わりスクリーン印刷独特の印刷のズレも生じる。版自体に穴をあけそこからインクを擦りつける印刷方法のためよく見ると穴からインクが擦り付けられたドットのような表現となっている。この質感を活かしてレトロ風な表現が人気のリソグラフだが、版の穴の間隔を調整することでグラデーションなどの表現が可能となるので絵画的表現など幅広い表現が可能である。デジタル印刷であるがアナログ印刷のようなこの表現がリソグラフ印刷の魅力の一つでもある。
全32ページ全てをリソグラフで印刷したあとは、蛍光色の黄色の糸で一冊一冊丁寧に綴じて完成。一冊毎に異なる風合いのこの手製本のZineは、Howltのオンラインストア、ホルトコーヒー福岡大名店の他、代官山TSUTAYAやブックスバーニーなどで販売している。